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処方せんに書いてあること【薬剤師ブログ13回目】

皆さんこんにちは、薬剤師の佐久間です。

皆さんは医療機関を受診した際に処方せんと呼ばれる書類を受け取り、それを薬局に渡す事で薬を受け取っているかと思います。

ですが、処方せんについて詳しくご存じ無い方も多いかと思います。

今回はそんな処方せんについてお話したいと思います。

そもそも処方せんとは何なの?

処方せんには医師が診察した結果必要と思われる薬の種類や量、飲み方等が記載されています。医療機関が発行した処方せんを薬局に渡す事で、薬剤師が記載された内容が適正かを判断し薬をお渡しします。

 

処方せんが無いと何で薬はもらえないの?

皆さんが普段飲んでいる薬は大きく分けて「医療用医薬品」・「要指導医薬品」・「一般用医薬品」の3つに分類されます。この内、「要指導医薬品」・「一般用医薬品」の2つは処方箋がなくても皆さんが普段薬局やドラッグストアなどで選んで買うことができる薬となります。一方で「医療用医薬品」は効き目が高い反面、副作用が起きる可能性も高い薬となるため、医師が診察をし、治療上必要だと判断して発行された処方せんが必要となっています。

 

処方せんの使用期間について

知っている方もいるかも知れませんが、処方せんには実は期限があります。

発行日を含めて4日間が処方せんの有効期間となります。例えば8月1日に病院を受診して発行された処方せんの使用期間は発行日を含めて4日間なので、8月4日までが有効という事になります。ここで気をつけて欲しいのですが、この4日間は土日や祝日も含まれます。この使用期間を過ぎてしまうと、薬局では受付できなくなり、医療機関で再度発行してもうらことになってしまいます。再発行の際には健康保険が適応されない事もあるので、処方せんを受け取ったら早めに薬局に持って行くようにしてください。

 

どうして使用期間は4日間なの?

例えば土日や祝日が間にあったりしても4日間あれば薬を受け取る事のできる可能性が高い事病状は時間が経過するにつれて、変化していくため時間が経過すればするほど、その時に必要な治療も変わる可能性がある為、使用期間は4日間となっています。

 

以上の様に普段何気なく医療機関からもらう処方せんですが、意外と知られていないルールがいくつもあります。

もし、気になることがあればお気軽に薬局に相談してみてください。