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寒さと冷え症対策!【薬剤師ブログ5回目】

こんにちは、薬剤師の永井です。

12月に入り、いよいよ寒さも本格的になってきました。そこで今回は、寒さ・冷え症対策についてお話したいと思います。

冷え症の原因は?

まず冷え症の原因として、ストレスや不規則な生活からくる自律神経の乱れ、締め付けが強い下着や靴の着用、貧血や低血圧などによる血行不良筋肉量の減少女性ホルモンの乱れなどが挙げられます。

冷え症というと、女性の方が多いように感じられますが、最近では男性の冷え性の方も増えてきているようです。

次に、日常生活の中でどんなことに気をつけたらよいか、ご紹介致します。

体を温める食べ物・冷やす食べ物

3食しっかり、バランス良く食べましょう。中でも、冬が旬の野菜、根菜(ごぼう、大根、さつまいも、人参など)を積極的に摂るといいでしょう。また、タンパク質(肉類、魚介類、卵、チーズなど)や、ビタミンE(魚卵、うなぎ、サバなど)も体を温めるのに重要な栄養素とされています。逆に、体を冷やすとされている食べ物は、夏が旬の野菜、バナナ、柿、パン、豆腐、白砂糖などです。

飲み物を選ぶ際は、冷たいものよりも、温かいものを選びましょう。体を温める飲み物としては、白湯、紅茶、ウーロン茶、ほうじ茶、ココア、しょうが湯、黒豆茶など、体を冷やす飲み物としては、コーヒー、緑茶、牛乳、ジュース類などがあります。

適度な運動も効果的

体温は、40%以上が筋肉から発生すると言われています。ウォーキングやジョギング、ストレッチなどを継続して行うことで、血行を促進し、自律神経の働きを整えます

お風呂で芯まで温かく

シャワーだけでは、逆に体を冷やしてしまうので×。また、熱めのお風呂にさっと入るのではなく、ぬるめのお風呂(38~40℃)に20~30分ほどゆっくりとつかることで、温熱効果とリラックス効果が得られ、自律神経の働きを整えます。

 

重ね着が服装のポイント

まず、厚手の靴下などで、足元から温めていきましょう。重ね着については、薄手のものを適度に重ねることで、布と布の間に薄い空気の層ができて、保温効果がアップします。重ね着の際、締め付けが強い物を重ねてしまうと、血行が悪くなる原因となるため注意しましょう。

 

昔から、冷えは万病の元とも言われており、様々な体調不良の原因にもなり得ます。

冷えは仕方ないから我慢する、毎年のことだから放っておく、のでは無く、しっかりと向き合い対処していくことが大切です

寒さ・冷え症対策をして、この冬を健康に過ごしましょう♪