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冬の乾燥に気を付けよう!【薬剤師ブログ6回目】

新年明けましておめでとうございます。薬剤師の佐久間です。

新しい年を迎えて、寒さも一段と厳しくなってまいりました。

この時期は空気も乾燥してきて肌がカサカサになってしまう事も多くあるかと思います。そこで今回は肌の乾燥と保湿についてお話したいと思います。

乾燥肌の原因は?

私たちの肌は表皮に覆われています。この表皮の最も外側にある角質層が、肌から水分が失われる事や外部の刺激から肌を守ったりするバリア機能を持っています

このバリア機能が失われたり、弱くなったりすると肌から水分が失われてしまい、肌が乾燥してしまうことにつながります。

それでは実際に肌の乾燥を防ぐためには何をすれば良いのでしょうか?

今回はご自宅でできる事を紹介していきたいと思います。

冷・暖房の使用に注意しよう

冷房や暖房を長時間使用することによって、ただでさえ乾燥している空気がさらに乾燥してしまいます。そのため、加湿器を使用したり、濡らしたタオルを干したりして室内が乾燥しないように気をつけましょう

入浴時にも気をつけよう

入浴時にタオルなどで体を強く洗うことや、長時間または熱いお湯での入浴水分が失われる原因となっています。そこで体を洗う際にはスポンジを良く泡立てて、その泡で肌をなでるようにして洗いましょう

また、長時間の入浴を避け、お湯の温度は40℃程のぬるま湯がおすすめです。他にも保湿の効果がある入浴剤を使用することも効果的です。

保湿剤を使用も効果的

肌の乾燥を防ぐためには保湿剤を使用することも効果的です。しかし、使用する量やタイミングを誤ってしまうと効果は下がってしまいます。

使用する量の目安としては軟膏やクリームは人差し指の先端から1つ目の関節まで伸ばした量、ローションの場合は、1円玉ぐらいの大きさで約0.5gとなります。この量で成人の手のひら役2枚分の面積に塗れる量になると言われています。

また、保湿剤を塗った後にティッシュが肌に付いたり肌がテカテカしたりすることも使用量の目安になっています。

保湿剤を使用するタイミングとしては入浴後の肌が潤っている時に使用すると効果的です。

 

以上になります。少しでも参考にしていただければ幸いです。

肌の乾燥は体の水分量が減っている高齢者に良く見られますが、最近は若年層の間でも増えているようです。しっかりと対策をして肌の乾燥を防ぎましょう!