トップ » ブログ » 花粉から体を守る!【薬剤師ブログ7回目】

花粉から体を守る!【薬剤師ブログ7回目】

こんにちは。薬剤師の中武です。

2月に入り、春に向けて花粉症のシーズンに入りつつありますね。

花粉症の薬を処方されている患者様も増えてきました。

私も花粉症なので、患者様の花粉症が辛いという話にとても共感してしまいます。

くしゃみ、鼻水、目の痒みなど、花粉症の方には本当に辛いシーズンですよね。

今回のテーマは花粉症についてです。

花粉症とは

体の中に入ってきた花粉を体が異物と認識し、花粉を体の外に出そうとアレルギー症状が引き起こされることです。

花粉の飛散時期

花粉症の原因となる花粉は主にスギ、ヒノキですが、スギの花粉のピークは2~4月ヒノキの花粉のピークは3~4月と言われています。

2019年は関東の花粉の飛散量が、昨年よりも減少傾向にあると予測されています。(花粉飛散量は前シーズンの気温や日照時間により変わるそうです。)

花粉症の症状

くしゃみ、鼻水、鼻づまり、眼の痒みが主にあげられますが、のどや耳の奥がかゆくなることもあります。風邪の症状と似ていますよね。

冬から春先にかけてこれらの症状が出ているならば、花粉症かもしれません。

病院で診てもらいたいときは耳鼻咽喉科、内科、アレルギー科、眼の症状がひどい場合は眼科を受診しましょう。

 

花粉症の治療

主にアレルギー症状を軽減する対症療法、花粉症を根本的に治す根治療法があります。

根治治療とは、スギ花粉のエキスが入った薬を少しずつ投与し、慣らしていくことで症状をでないようにする治療法です。

対症療法は、内服薬、点鼻薬、目薬でアレルギー症状を緩和させます

花粉症の人の多くが対症療法を行っているのではないでしょうか。花粉症の薬は市販薬にもありますよね。

花粉症の方に処方される抗アレルギー薬は、多くの種類があり、人によって効果に差が出る事や、副作用である眠気が出る事があります。眠気の出にくい薬もあるので、眠気が出て生活に支障が出る場合は、医師に相談しましょう

自分にあった薬を見つける事が大切です。

普段の生活で気を付ける事

一番は、花粉と接触しない事です。

外出時はマスクやメガネ、帽子を着用し、花粉との接触を避けましょう。また、コンタクトレンズは花粉がコンタクトレンズと結膜の間で擦れるので、花粉が飛んでいる時期はメガネにかえた方が良いです。また、洋服もウール素材のものは花粉が付きやすいので避けましょう。

外から帰宅したときは、家の中に花粉を持ち込まないように、上着は玄関ではたく、うがい手洗い、出来れば洗顔もしましょう。

花粉が多く飛んでいる日には洗濯物を部屋干しするのが良いです。

また、規則正しい生活を送り、睡眠をとる事、ストレスを溜めない事は、免疫機能を保つために重要です。

粘膜を傷つけるたばこ、お酒の飲みすぎも控えましょう

 

花粉症対策をするのとしないのでは、症状の程度が異なります。

花粉対策をしっかりして、花粉シーズンを乗り切りましょう!!